台帳で処理する年度更新機能には、賃金集計表の作成や申告書の印刷、電子申請のほかに、プラスアルファの資料が作成できます。毎年のこととはいえ、スポット契約で年度更新だけ受託している顧問先であっても、そんなちょっとした心づかいが喜ばれます。
労働保険料も「保険料のお知らせ」
年度更新を受託している事業所には、賃金集計表に申告書の控え、保険料の納付書を顧問先に納品するのが一般的です。台帳を使って年度更新を処理したら、ぜひ「保険料のお知らせ」も一緒にお渡しください。毎年のことでも「いつまでにいくら保険料を払うのか」その期日と内訳を分かりやすく、お知らせします。
作成方法は、労働保険の申告書まで集計が完了した状態で「保険料お知らせ」に進むと印刷ができます。
年度更新は顧問先への提案チャンス?「前年比較資料」
継続事業の労働保険料は、従業員の給与が集計の元となっています。
「保険料、何で上がったの?」
手続きを終えた年度更新の書類を顧問先に持っていくと、事業主さんに尋ねられることはないでしょうか。保険料率の変更によるものもありますが、多くの要因は給与額が何らかの理由で変動したり、人員の増減によるものです。これらの要素を分かりやすく提示するのに、年度更新と一緒に「前年比較資料」が作成できます。
この機能は、台帳で年度更新を二年以上続けて年度更新で保存データを作成し、処理をしている場合に使用することができます(※賃金集計表への人数/給与額の直接入力の場合は使用不可)。二年以上、その事業所全体の給与を把握することで、その事業所に起きている人員の増減や給与の変化を感じ取ることができます。
提案は社労士の先生の腕の見せどころです、ぜひご活用ください!
作成方法は、労働保険の賃金集計表、申告書まで計算が完了した状態で「保険料お知らせ」画面から「前年度比較」に進んで作成します。
30Days/Day23